> 特集 2003年12月18日 08:40 PM 更新

ブロードバンドコンテンツ、画像ファイルなど、あらゆる用途にMOドライブを活用(2/4)


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「メディアID」の利用方法

 「メディアID」を使ってMOにコンテンツデータを保存するには、「メディアID」に対応した配信サイトからデータをダウンロードする必要がある。

 ただし、残念なことに2003年10月現在で「メディアID」に対応している配信サイトは、篠山紀信のデジタルシアター『digi-KISHIN』、1930〜50年代の名作映画をダウンロードできる『HOLLYWOODPARTY』、レースクイーンの映像配信サイト『RaceQueen Vision』など、ごく僅かしかない。これら以外の配信サイトでは、せっかくの「メディアID」もその技術を活かすことができないのだ。


「メディアID」のポータルサイト「moclip.com。上の画面は「メディアID」対応の配信サイトを紹介するリンクページ

 このように書くと、「な〜んだ」とガッカリする読者も読者も多いと思う。しかし、「メディアID」に未来がないわけではない。むしろ、明るい材料は多い。その第1点目は、富士通、NTTコミュニケーションズといった有力企業が既に配信サービスを開始していること。第2点目は、大容量データにも対応できること、となる。

 似たような著作権保護技術として「マジックゲートメモリスティック」も存在しているが、こちらの最大容量は128Mバイト。音楽データの保存には十分であっても、長時間の動画データを保存できるほどの容量ではない。いっぽう「メディアID」のMOは、既に2.3Gバイトのメディアも存在している。これならMPEG4の1Mbpsでも最大314分間の映像を1枚のメディアに保存することが可能だ。

 「メディアID」を使ったMOへの保存にはWindows Media Playerを利用するようになっている。なお、ドライブだけでなく、メディアも「メディアID」に対応しているかを十分に確認してから作業を行うこと。


配信サイトからのダウンロードや購入手続きは通常通りで特に変化はない。ダウンロード先もハードディスクでよい。続いて、Windows Media Playerの「メディアライブラリ」で再生リストにダウンロードしたデータを登録しておく


「デバイスへコピー」を選択し、コピーするファイル、コピー先(「メディアID」対応MOドライブ)を指定する。あとは「音楽のコピー」ボタンをクリックすればよい

MOへのコピーが開始されるので完了するまで待つ。以上で、作業は完了だ

 これでコンテンツデータを「メディアID」対応のMOにコピーすることができた。あとは、「メディアID」対応のMOドライブを備えたPCすべてで自由にコンテンツを再生できるようになる。なお、許諾情報はMOメディアをフォーマットしてしまった場合でも維持される。このため、もう一度データをダウンロードすれば再購入することなくコンテンツを楽しむことも可能だ。


この記事の目次
著作権保護「メディアID」に対応したMOドライブ
MOドライブでの「メディアID」利用方法
内蔵・外付け・バスパワー、TPOで使い分けよう
MOの保存用メディアとしての魅力も忘れずに

[相澤裕介, ITmedia ]

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