第2回目は、3万円台からと“冬ボー”で買うなら手ごろな価格帯となっている個人向けコンパクトデジタルカメラ11モデルをピックアップしてみた。 何をもって“コンパクト”かというのは人それぞれの感覚にもよるだろうが、本体重量150グラム、本体タテヨコサイズで100ミリ程度まで、かつ広告うたい文句で「コンパクト」などと銘うっているような2003年秋冬発売モデルを対象とした。 デジカメの基本性能比較としてやはり「画素数」と「光学ズームレンズのありなし」を気にしないわけにはいかないだろう。サイズや重量、価格を抜きにすれば、画素数が多ければ多いほど、かつ光学ズームの倍率が高ければ高いほどいわゆる高性能モデルだ、ということは読者の方もご存知だと思う。 ただし今回のテーマは「個人向け超コンパクトデジタルカメラ」。使用するシチュエーションを考えながら、そのサイズと重量から選定し、その中でどのくらいのスペックが必要か、を選択していく方法をとりたい。 光学ズームレンズ光学ズームレンズ付きモデルはズームレンズなしモデルと比べて多彩な撮影スタイルに対応できるが、構成パーツが多くなるため、本体が重くなってしまう。今回取り上げるモデルでは、光学ズームレンズ付きモデルはだいたい重量100〜150グラム、厚さ23〜30ミリ、ズームのない単焦点モデルは最軽量最薄モデルで重量57グラム、厚さ9.9ミリとなっている。 たとえばそのデジカメをどのように持ち歩くか、を考えてみるのはいかがだろうか。携帯電話のように尻/胸ポケットに入れて常時携帯したいのであれば、自分の携帯電話のサイズや重量と比較すると想像しやすいかもしれない(例:NTTドコモ N504iS/110グラム/18.8ミリ)。サイズが気になるのであれば単焦点の軽量薄型モデルでよいだろうし、やはりズーム機能が欲しいという人は、自分の持ち歩きやすいサイズを選び、購入するのも一つの手だ。 画素数と撮像素子サイズ画素数はもちろん多ければ多いにこしたことはないのだが、A4用紙サイズいっぱいにまで引き伸ばして印刷したり、撮影した画像の一部を切り取って加工する、などの用途をメインに考えていない限り、今回のテーマとそのラインアップではそれほど重要ではないだろう。 光学ズームレンズなしモデルの場合はだいたい200万画素程度、光学ズームレンズ付きモデルの場合は、今売れ筋の400万画素クラスが手頃だ。 ちなみに、画素数/光学ズーム機能が同じである場合の比較ポイントとして、カタログにはたとえば“1/2.5インチCCD”と記載される「撮像素子サイズ」で比べる方法がある。同じ画素数でも、撮像素子サイズが大きい方が画質に有利な傾向となる。1/2.5インチは約1センチ、1/3.2インチは約0.8センチとなる。 その他の製品ウリ機能で見る浜崎あゆみのTVCMでおなじみの松下電器産業「D-snap SV-AS10」、カードサイズデジカメの人気モデルであるカシオ計算機「EXILIM」シリーズ、基本性能では頭一つ出ている薄型モデル、ソニー「サイバーショット DSC-T1」をはじめ、動画撮影機能を強化したモデル、手ぶれ防止機能を持つモデルなど悩ましいところである。 またコンパクトデジカメであれば、ネックストラップを装着して首から下げて携帯しようと考える人も多いだろう。その際にはとにかく“見せびらかす”ためにデザイン性がものをいう。 基本機能はもちろん最重要だが「あ、買ったの? いいなぁ……」と言われるのは、購入満足度につながる大きな要因の一つだからである。この場合は、まず見た目の好みに加えて、カラーバリエーションが豊富な製品から、好みの色を選択するという方法もある。 読者の皆様、大いに悩んで購入していただきたい。 今後、「このテーマの製品を比較して欲しい」というご要望などがありましたら、こちらまで。ご意見お待ちしています
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