女子中高生の5割超が「学校へのケータイ持ち込み禁止」に反対
ピーネストが、学校への携帯持ち込み原則禁止化に関する意識調査の結果を発表。女子高校生の約4割、女子中学生の約6割が、“持ち込み禁止に反対”と回答した。多くが理由として防犯面のメリットを挙げている。
ピーネストは12月25日、学校への携帯持ち込み原則禁止化に関する意識調査の結果を発表した。調査は12月18日から同21日まで、同社が運営する携帯向け無料ホームページ作成サイト“@peps!”および“Chip!!”の女子中高生ユーザーを対象に行ったもので、有効回答数は2007人。
同調査によれば、小・中学校への携帯持込を原則禁止とする方針については、44%の女子高校生が「反対」とし、女子中学生ではそれを上回る62%が「反対」と回答した。反対の理由を聞くと「災害や犯罪等、いざという時に助けを呼べるから」「GPS機能で居場所がわかるので、親も安心するから」といった回答が多かった。賛成する理由には「授業中にいじったりしてしまう。授業に集中できない」「ケータイを持ってない人が、持ってる人の輪の中に入れなくなる」などが挙がっている。
学校に携帯電話を持ち込んでいるかどうかという質問には、女子高校生の72%が「許可されているので、持って行っている」と回答した。また、女子中学生では「禁止されているが、持って行っている」が45%、「許可されているので、持って行っている」が17%と、携帯の所持が許可されているかどうかに関わらず、6割以上が学校に持ち込んでいることが分かった。
近年増加している携帯電話でのいじめに関して、「携帯の学校への持ち込みがいじめにつながっていると思いますか?」という質問に対して、女子高校生では「思わない」という回答が81%。女子中学生でも88%が「思わない」と回答しており、中学生、高校生の8割以上がいじめと携帯電話のつながりを否定している。
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