KDDI、SaaSプラットフォーム「Business Port」に新アプリケーションを追加
KDDIが3月18日、SaaSプラットフォーム「Business Port」に、新たにパートナー6社が提供する新サービスを提供すると発表した。パートナー各社はBusiness Port Support Programを利用する。導入は2009年夏以降順次。
KDDIは3月18日、SaaSパートナーの支援プログラム「Business Port Support Program」で、イデアクロス、インフォコム、エイ・アイ・エス、興和、社テラ、プロネットの6社と提携し、各社の業務アプリケーションサービスを「Business Port」で提供すると発表した。提供開始の次期は2009年夏以降順次。
Business Portは、マイクロソフトの技術を用いた、複数のアプリケーションを連携させることが可能な統一プラットフォーム。KDDIはこのプラットフォーム上で、最新の業務アプリケーションを、システムを構築することなくSaaSの形で提供するソリューションを展開している。サービスはKDDIの携帯電話(au携帯電話)、固定通信回線、インターネットなどを経由して利用できる仕組みだ。
このプラットフォームでは、ソフトウェアベンダーやソリューションパートナーがSaaSサービスを提供するために必要な初期投資や運用コストを最小限に抑える支援プログラム「Business Port Support Program」を提供しており、6社はこの仕組みを活用してBusiness Portでサービスを行う。具体的には、KDDIがSaaS専用設備の提供や課金請求、問い合わせ受付、アプリ開発支援、マーケティングやプロモーションなどを請け負って支援する。
各社が提供するSaaSアプリケーションは、
- イデアクロス:ネットビジネスへの参入を支援するECサイトなどの構築サービス
- インフォコム:災害時の迅速な情報共有を可能にする安否確認サービス
- エイ・アイ・エス:グローバルなビジネス展開を可能とする受発注管理サービス
- 興和、テラ:場所を選ばず社員教育ができるモバイルeラーニング
- プロネット:低コストでコールセンターや予約業務が実現できる音声応答サービス
の5種類。
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