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端末普及が追い風に――個人開発のAndroidアプリ「FxCamera」、1000万ダウンロード突破:現在は「1日4万ダウンロード」
日本の個人開発者が作ったAndroidアプリ「FxCamera」の人気が止まらない。提供から1年11カ月で1000万ダウンロードを突破し、現在はAndroid端末の本格的な普及を追い風に「1日4万ダウンロード」のペースになっているという。
Android特化型ベンチャーのミログは7月28日、同社の技術責任者である山下盛史氏が開発した無料のAndroid向けカメラアプリ「FxCamera」が、Androidマーケットで1000万ダウンロードを突破したと発表した。
FxCameraは、トイカメラ風や魚眼レンズ風など、さまざまなエフェクト付きの写真を撮影できる。2009年8月に山下氏が個人で開発し、提供を開始。独特の雰囲気の写真を簡単に撮影できることで人気を集め、リリースから1年11カ月で1000万ダウンロードを突破した。
2011年に入りダウンロードが加速。現在は「急激に伸びるアンドロイド端末の追い風を受け、1日4万ダウンロードのペース」となっている。Androidマーケットのカメラカテゴリーでも、定常的に3位以内に入っているという。
アプリには8万件以上の評価が付き、5点満点中4.5という高いレーティングを保っていることが、成長要因の1つという。国別のダウンロード率は、米国39.1%、日本16.7%、韓国16.3%などとなっており、日本国外からのダウンロードが80%以上を占める。
山下氏は、パナソニック モバイルコミュニケーションズで携帯、スマートフォンの開発に従事したのちに独立。2011年4月よりミログに参画し、「FriendApp」などのプロダクト開発を指揮している。
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