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iPadの教育利用、「辞書」にはなるが「ノート」は難しい? 名古屋文理大学が発表
iPadを活用した教育に取り組む名古屋文理大学が、iPadを配布した学生に対してアンケートを実施。iPadが辞書代わりになると考える学生が多い一方、ノートの代わりと捉える学生は少なかった。
名古屋文理大学は8月4日、iPadを無償配布した学生に対するアンケート結果を発表した。同大学では、情報メディア学科1年生の全員にiPadを配布。授業などに活用し、約2カ月が経っている。
授業では、iPadで資料のデジタル配布、電子辞書、Web検索、学習用アプリ、eラーニング、さらにはTwitterによるコミュニケーションなどを実現。また、学習コンテンツにアクセスするシステムとして、インフォテリアのスマートフォン向け情報配信サービス「Handbook」を活用した。
実際にiPadを利用した95人の学生は、iPadの配布に概ね好感を持っている。94.9%の学生が「iPadの無償配布は良かった」と答え、89.6%が「iPadで資料が配布されるのは便利」と評価した。
授業中の利用については、「言葉の意味などを調べられるのが良かった」とする学生が97.4%と、辞書としての使い方が高く評価された。86.1%の学生が、「iPadは辞書の代わりになる」と考えている。
一方、「iPadは紙のノートの代わりになる」と考える学生は過半数を割り、44.4%となった。iPad向けのノートアプリを使っている学生もいるが、多くの学生は紙のノートを利用したという。
アンケート結果の詳細は、9月3日に同大学で開かれる研究会「モバイルと情報メディアの未来」で報告する予定。
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