業務用途のiPadに手書きの機能を――MetaMoJiがソリューション提供
iPad向け手書きノートアプリ「7notes」の開発で知られるMetaMoJiが、業務向け手書きソリューションを提供する。
iPad向け手書きノートアプリ「7notes」の開発で知られるMetaMoJiが、業務用途のiPadで手書き機能を使えるようにするソフト「7notes Pad+WC」の提供を開始した。アプリ1本あたりの年間使用料金は3000円で、翌年度以降はアプリ内課金での支払いが可能。企業向けのライセンス販売も同時に開始している。
7notes Pad+WCは、同社の手書き入力技術「mazec」を業務で活用するためのソフトウェア。iPad標準のモバイルSafariをエンジンに採用しており、アプリを立ち上げるとブラウザが起動する。このブラウザから企業の各種登録ページや申し込みページにアクセスすると、文字入力フィールドで手書きによる入力が行えるようになる。
手書きは漢字やひらがな、カタカナ、アルファベット、数字などを交ぜ書きしても認識されるため、自然な感覚での文字入力が可能だ。
同社は同システムの用途について、顧客アンケートの入力システムや営業スタッフ用のWebメール/グループウェア、病院のデータ入力システム、キータッチ音に配慮する必要がある会議、講演、授業、図書館などを想定しているという。
10月下旬をめどに、業務用の専用アプリから手書き機能を呼び出せる「7notes Pad」機能を追加する予定。これにより、業務用アプリを大きく改造することなく、手書き機能を付加できるようになる。
なお、アイコンの組み込みやアプリタイトルの設定、ユーザー辞書の構築などが必要な場合は、別途法人向け大規模導入サービスを利用することになる。
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