KDDIに聞く、「どうなるAndroid au」
新製品発表会で6機種のAndroidスマートフォンを発表したKDDIだが、一方で「Android au」のWebサイトを閉鎖し、話題を呼んでいる。広報部によれば、キャンペーンとしては終了するが、「Android au」のキーワードはAndroid端末のブランディングに今後も利用されるという。
「未来へ行くなら、アンドロイドを待て。」――そんなキャッチフレーズとともに「Android au」のキャンペーンを展開し、Androidに対する「本気度」をアピールしてきたKDDI。しかし同社はこのほど、「Android au」のキャンペーンサイトを終了。KDDIからiPhoneが販売されるとの報道もある中で、サイトの終了が話題となっている。
Android auはこのまま終わってしまうのか。同社広報部に確認したところ、今後もAndroid端末のブランディングには「Android au」のキーワードを利用していくという。しかし、テレビCMをはじめとする大規模なキャンペーンは終了するようだ。
KDDIのスマートフォンを体現するキーワードとしてAndroid auを展開してきた同社だが、キャンペーン開始から1年が経ち、8月にはWindows Phone 7.5搭載の「Windows Phone IS12T」を投入するなど、状況は変わってきている。
9月26日の新製品発表会では、「未来は選べる」を新コンセプトに掲げ、「提供側の論理を押し付けるのではなく、お客様が自ら(サービスや端末を)お選びになる時代」と同社の田中孝司社長が説明。選択肢を増やす姿勢をアピールした。
iPhoneについては「ノーコメント」としている。
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