ドコモ、スマホ向け「dメニュー」追加でiモード継承を加速 「Android OSにiモードのノウハウ」:ドコモは「i」から「d」へ
ドコモは、スマートフォン向けポータルサイト「dメニュー」やコンテンツマーケット「dマーケット」を11月中旬から提供する。iモードの課金認証の仕組みを取り入れ、従来サービスの継承を加速させる。
NTTドコモは10月18日、冬春商戦向け新モデル発表会を開催。同社の山田隆持社長が登壇し、新ラインアップや今後の施策を発表した。
冬春商戦には、高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」対応の4機種を含む、14機種のスマートフォンを投入。このほか、タブレット端末を1機種、iモード対応ケータイ8機種、フォトパネル1機種の、全24機種をラインアップする。
スマートフォンは先進性を追求した「NEXTシリーズ」とスタンダードな「withシリーズ」という2つのジャンルに分け、ユーザーに訴求してく。多くの機種が防水、おサイフケータイ、テザリングといった充実した機能を備えているのが特徴だ。ブランドやティーン雑誌とのコラボモデルといった、iモード端末で展開していた取り組みもスマートフォンで実施されている。一方、従来型ケータイのジャンルは「STYLEシリーズ」「らくらくホンシリーズ」のみとなった。
サービス面では新たにスマートフォン向けポータルサイト「dメニュー」を11月中旬から提供する。「自由度の高いAndroid OSにiモードのノウハウを取り入れた画期的なもの」と山田氏は紹介。iモードと同様の課金認証の仕組みを取り入れ、月額課金といった従来からのビジネスモデルの継承を進める。「iモードでマイメニュー登録をしている人が機種変更すれば、設定がそのまま引き継がれる」(山田氏)など、iモードからの継続利用がしやすいのも特徴だ。サービス開始当初は700社のコンテンツプロバイダーによる約3600サイトを用意。iモードの人気コンテンツやスマートフォンの表現力を生かしたコンテンツをそろえたという。
さらに、アプリ、映像、音楽、電子書籍といったコンテンツのマーケット「dマーケット」も11月中旬に提供を開始する。「VIDEO」はBeeTVのコンテンツや国内外の映画やドラマ、アニメといった映像コンテンツ約5000タイトルが月額525円で見放題となる。「MUSIC」はレコチョクとの協業により約100万曲をそろえた。「BOOK」は集英社、角川、小学館、講談社といった大手出版社などが提供する3万タイトルを用意。「APPLI」ではAndroidマーケットからドコモが厳選したアプリを紹介する。
料金面では、Xiスマートフォン向けに月額5985円(キャンペーンにより4410円)のパケット定額サービスと、月額上限6510円(キャンペーンにより4935円)の2段階制パケット定額サービスを新たに用意する。これらのプランでは追加料金なしでテザリングを利用できる。また、FOMAのテザリング料金も値下げし、11月利用分から上限額を8190円(従来は1万395円)で提供する。
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