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授業の満足度、スマホで調査――大阪工業大が全学8000人に実施
授業評価アンケートを携帯・スマホを通じて集める取り組みを、大阪工業大学が実施。従来の紙を利用したアンケートに比べ、低コストでリアルタイムな集計が可能という。
ディスコは11月2日、携帯電話・スマートフォン向けEラーニングツール「C-learning」を大阪工業大学に導入し、同ツールの「アンケート」機能を使って授業評価アンケートを実施したことを発表した。全学約8000人の学生を対象に一斉に実施した結果、従来の紙の手法に比べて集計のコストや期間の削減ができたとしている。
文部科学省の指導もあり、大学の多くが学生に対して授業評価アンケートを実施しているが、その手法はマークシートを使った紙媒体が主で、費用と手間がかかっていた。一方、C-learningのアンケート機能を活用すると、マークシートの読込・集計を外注した場合よりもコストを約半額程度に抑えられるとしている。また、アンケート実施と同時に集計し、教員や学生へのフィードバックがリアルタイムに行えるというメリットもある。
なおC-learningはアンケート機能のほか、「ドリル」「小テスト」機能、メールと連携した「掲示板」機能などを装備している。全学生の携帯電話のメールアドレスを登録することで、災害時の「安否確認システム」としても活用可能だ。
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