業務用Android端末をセキュアに活用――KDDI、企業向けに「KDDI 3LM Security」提供
KDDIが、業務用途のAndroid端末をより安全に使えるようにする管理サービスを提供。企業はOSに手を加えることで実現した高度なセキュリティ機能を利用できるようになる。
KDDIは11月22日から、業務用途のAndroid端末を安全に使えるようにするセキュリティ管理サービス「KDDI 3LM Security」の提供を開始する。
米Three Laws of Mobilityのセキュリティ技術を採用して提供するもので、OS自体に手を加えることで高度なセキュリティ機能を実現。端末やSDカード内のデータを暗号化して端末を保護する「セキュリティ機能」、管理者が遠隔操作で端末制御や位置情報管理、カメラ/Bluetooth/FeliCaなどの機能制限、アプリの配信/削除/パーミッション権限の管理を行える「端末管理」に加え、Android端末と企業システム間のデータ通信を暗号化するセキュアなイントラアクセス環境を提供する。
対応端末は「SIRIUS α IS06」「G'z One IS11CA」「EIS01PT」「AQUOS PHONE IS13SH」「ARROWZ Z ISW11F」「 DIGNO ISW11K」「MEDIAS BR IS11N」の7機種で対応機種は順次拡大する予定。なお、IS06、G'z One IS11CA、EIS01PTの3機種はソフトウェアバージョンアップが必要だ。
ASP型のベーシックプランと、企業内にサーバを設置することで安全な通信環境も合わせて提供するアドバンスドプランが用意され、月額利用料はベーシックプランが315円/ID、アドバンスドプランが840円/ID。いずれも月額基本料金として1契約当たり月額1050円、初期費用として1契約あたり1050円がかかる。
KDDIでは、期間限定で月額基本料と月額利用料を無料とするキャンペーンを実施。11月22日から2012年2月29日のあいだに申し込みを完了した企業は、11月22日から2012年3月31日までの利用分が無料となる。
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