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日本電業工作、壁になじむ「景観アンテナ」開発 京都のドコモ基地局に:これ基地局?
日本電業工作が、景観性に配慮した移動体通信基地局向け「景観アンテナ」を開発。景観条例により従来型基地局の設置が難しい京都市内で、ドコモの基地局に採用された。
日本電業工作は11月28日、景観に配慮した移動体通信基地局向け「景観アンテナ」を開発し、通信事業者や工事業者に販売すると発表した。
新製品はビルやマンションの屋上に設置することが前提の、壁面取り付けタイプのアンテナ。壁面になるべく一体化するよう、薄型化が図られている。塗装色をカスタマイズできるため、設置場所の壁の色に合わせられるのも特徴だ。また、日本電業工作の独自技術により、平面薄型ながらチルト角制御機能を備え、指向性を容易に調整できる。サイズは380(幅)×1360(高さ)×60(厚さ)ミリで、重さは約12キログラム。
同アンテナは、7月に京都市内のNTTドコモの基地局に採用され、現在までに2局が設置済み。京都市では厳しい景観条例により、ポール等を設置する従来型の基地局の新規設置が難しくなっており、こうした課題を解決するために新製品を開発したという。
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