ニュース
パナソニック モバイル、スマートフォンで欧州市場に進出
パナソニック モバイルコミュニケーションズは、2012年3月からスマートフォンを欧州市場に投入する。海外モデル第1弾として、4.3インチの大画面を搭載した薄型端末を開発。欧州以外にも順次手を広げ、2015年度には海外の販売台数900万台を目指す。
パナソニック モバイルコミュニケーションズは12月9日、2012年3月から欧州市場にスマートフォンを投入すると発表した。2012年度中に150万台の販売を目指す。また、欧州展開を足がかりに海外展開を進め、2015年度に海外でのスマートフォン販売台数900万台の達成に取り組む。
グローバルモデルの第1弾として開発した端末は、(1)超薄型の「“スリム Dシェイプ”デザイン」、(2)有機発光ダイオードを採用した狭額縁のQHD 4.3インチ大画面、(3)防水・防塵設計、が特徴。同機をリファレンスモデルとしてその後もラインアップを拡大する考え。2015年度には、欧州・アジア・中国・米州で900万台の販売、日本国内で600万台(スマートフォン500万台)を見込み、合計1500万台の販売を目指す。
今回のグローバルモデルは、パナソニックの社内分社として4月に設立したシステムコミュニケーションズのマレーシア工場で生産する予定。なお、パナソニック モバイルはシステムコミュニケーションズとの相互リソース活用を進めており、すでに国内製品の一部をこのマレーシア向上で生産している。
関連記事
- ワンセグ対応のお手軽Androidスマートフォン――「P-01D」
パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のスマートフォン「P-01D」は、3.2インチのタッチパネルを搭載したコンパクトなAndroid端末。初めてスマホを使うユーザーにも使いやすいUIを搭載し、ワンセグや赤外線通信などの便利機能も備えた。 - 高画質カメラ搭載の防水スマートフォン「LUMIX Phone P-02D」
ドコモの「LUMIX Phone P-02D」はデジタルカメラ「LUMIX」譲りの高画質なカメラが特徴のAndroid端末。防水ボディやデュアルコアCPUの採用も魅力だ。 - 「AV」「生活」の2本柱でスマートフォン市場に参入するパナソニック モバイル
国内の携帯電話メーカーとして巨大な勢力であるパナソニック モバイル。しかしスマートフォンに関しては一歩出遅れた感がある。これから同社はスマートフォンをどのように展開していくのだろうか。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.