KDDI、通信モジュールビジネスの支援強化――管理ツールやサポートプログラム提供
KDDIが通信モジュールビジネスの支援強化に向けたサービスを発表。管理ツールを提供するほか、会員制のサポートプログラムを提供する。
KDDIは2月9日、通信モジュールビジネスの強化に向けた新たな支援策を発表した。通信モジュールの小型化が進み、より多くのデバイスへの搭載が見込まれる中、導入企業のビジネス開発に向けた支援体制を強化。既存の導入企業の利便性を向上させるとともに、新規参入企業の参入を支援する。
2月21日から新たに、ネットワークを通じてモジュール搭載機器の位置情報や周辺の電波状態の確認、各種搭載機能のオン/オフを行えるようにする「KDDI モジュールリモート管理サービス」(KDDI MRMS)を月額1万500円/IDで提供。これまでの現場作業を遠隔で行えるようにした。合わせて、この管理ソリューションに対応するモジュールとして「WM-M300」と「WM-M320」を発売する。
WM-M300はWM-M200Aの後継にあたるモジュールで、新たにKDDI MRMSに対応。WM-M320は同じ機能を備えながら小型化したモデルとなっている。
さらに、モジュール搭載機器を活用したサービスを提供する企業や、今後の参入を検討する企業向けに「KDDIモジュールソリューションサポートプログラム」(年会費無料)を開始。通信市場に精通していない企業でもモジュールビジネスに参入できるよう、開発面や営業面、運用面で支援する。
開発については、技術情報や試験環境の提供、TELECなどの認証取得の代行を行う。営業面ではKDDIサイトでの製品紹介や、KDDI通信モジュールのロゴマークの提供などを通じて支援する。
運用面では、ネットワーク回線を通じた遠隔操作で、製品自体のファームウェア更新を可能にする機能をオプションで提供。月額プランは1万500円/月(製品FW配信料1台あたり210円/回から、製品登録料1製品あたり3万1500円から)、スポットプランは月額料無料(製品FW配信料1台あたり315円/回から、製品登録料1製品あたり3万1500円から)で提供する。対応製品はWM-M300、WM-M320、WM-M200A、WM-M210A、KCMX-100、KCMP、KCMV-200。
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