固定とモバイルのセット割、そのニーズは? サーベイリサーチセンターが調査:調査リポート
サーベイリサーチセンターが、スマートフォン所有者がいる家庭での通信費に関する意識調査を実施。その中で、利用者が望む通信費削減施策についても調査している。
サーベイリサーチセンターは2月10日、スマートフォンユーザーを対象にした家庭の通信費に関する意識調査の結果を発表した。調査は1月30〜31日に、スマートフォンを利用している18歳以上の男女を対象に実施したもので、有効回答数は524名。
調査に参加したスマートフォンユーザーの“家庭でのスマートフォン保有台数”は、1台のみが64.5%、複数台が35.5%だった。また「1年前と比べて家庭におけるスマートフォンの台数は増えた」との回答が、55.7%に上った。
こうしたスマートフォンへの移行に伴い、家庭での通信費も増加傾向にある。スマートフォンへの移行により通信費が「とても増えたと思う」と回答した人は18.1%、「少し増えたと思う」とした人は49.0%となり、全体の67.1%が通信費が増えたと感じていることが分かった。一方、「変わらない」という回答は27.2%、さらに「減ったと思う」と回答した人も5.7%存在した。
スマートフォンへの移行後、通信費が増加した人を対象に、1カ月あたりの増加額を聞くと、平均で3300円となった。このうち、1500円以上増えたと回答した人は80.2%に達している。また、通信費が増えた人の58.3%が、そのことに不満を抱いていることも分かった。
調査対象全体で、家庭内で通信費を抑える対策を「している」と答えたのは47.7%。残りの52.3%は「していない」と答えた。また、通信費を抑えるために望むサービスとしては、「家族で契約をまとめると安くなる」が65.5%と最も票を集めた。次に多かったのが「料金プランがシンプルになり必要なものだけをえらべる」で57.1%、「家庭内のインターネット回線と携帯回線をまとめると安くなる」は38.7%となった。
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