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ガスの遠隔監視や遮断、PHS網で――東京ガスとウィルコムが対応機器開発
東京ガスとウィルコムが、遠隔からガスの遮断や監視を行うための装置をPHSに対応させた。超低消費電力チップセットを実装した通信端末を開発し、電池交換なしに長期間利用できるようにした。
東京ガスとウィルコムは、遠隔からガスの遮断や監視を行うための装置「マイツーホー」をPHSに対応させた。両社でマイツーホー向けに、超低消費電力PHSチップセットを実装した通信端末を開発し、電池交換なしに長期間利用できるようにした。
マイツーホーは東京ガスが1989年から提供しているサービスで、ガスの供給の遮断や消し忘れの確認などを遠隔から行えるもの。当初はアナログの電話回線を利用していたが、通信の多様化に伴って回線の変更が必要になり、装置の交換などで対応していた。
このほど、抜本的な対応として無線化と通信端末の低消費電力化に着手。ウィルコムのPHSと超低消費電力チップセットを採用した。超低消費電力チップセットは、従来のPHSチップセットと比べて消費電力が約4分の1程度におさえられ、リチウム電池(2400mAh/3V)3本で10年以上駆動するという。
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