出資者求む――巨大なスマホのオブジェ:海外モバイルニュースピックアップ
海外のモバイル系ニュースを短信でお伝えします。今日のトピックは、巨大なスマホのオブジェ、Googleの自動走行自動車、iPhoneサイズの子犬の続報など。
出資者求む――巨大なスマホのオブジェ
Kickstarterが、彫刻家でUE(User Experience)デザイナーでもあるアーティスト、Roger Belvealさんが制作した巨大スマートフォンを紹介している。
Kickstarterは、クリエイターが自身のプロジェクトへの出資者を募集するサービスを提供するサイト。プロジェクトに賛同した人は、少額から募金感覚で出資できる。
サイトで紹介されている人間の身長ほどもあるスマートフォンは、Belvealさんが昨年「BIG(D)ESIGN 2011」というイベントに出品したインスタレーションの「My Favorite Machine」。スマートフォンのアイコンがリアルなオブジェクトに置き換えられており、見る人をビックリさせたり、微笑ませたりしている。スライドショーも圧巻だ。
今回Belvealさんは、プロジェクトの第2弾「MyPhoneHenge」を制作するため、5000ドルの出資を募っている。
スマホをカーナビにするアプリ「GoGo Link」
General Motorsが、カーナビ代わりになる50ドルのスマートフォンアプリを販売するという。このアプリは「GoGo Link」という名で、スマートフォンのナビゲーションシステムを、ダッシュボードのタッチスクリーンに表示する。ドライバーはタッチスクリーンでシステムをコントロールしたり、クルマのスピーカーシステムで音声を聞くことができる。アプリは韓国のEnGIS Technologiesが制作したもので、iPhoneとAndroid端末に対応する。
同社のSparkとSonicを購入した人に調査を行ったところ、90%がスマートフォンユーザーであり、安価なカーナビを使いたい人が多いと分かったことから、アプリの販売を決めたそうだ。アプリを利用するには、シボレーの新しいモデルで登場するMyLinkタッチスクリーンシステムが必要だが、MyLinkがいくらになるかは不明。Engadgetサイトでは、GMのSara LeBlancさんがアプリを紹介する映像も見られる。
Google、自動走行する自動車をテスト中
モバイルとは関係ないがクルマつながりで。Googleの自動走行する自動車があちこち(The Next Web、AllThingsD、TechNewsWorld)で紹介されている。天気や混雑の度合いなど、さまざまなデータをもとに自動走行する自動車だ。現在、テスト走行が行われているが、ほとんど目が見えないというSteve Mahanさんが自由に外出している映像は、こうした技術が可能にする未来を感じさせてくれる。
“トリコーダー”のLinux版が登場
スタートレックに登場するトリコーダーのLinux版が登場したとArs Technicaが報じている。認知科学研究者のピーター・ジャンセン博士が趣味で開発したものだ。
トリコーダーを再現しようという試みは初めてのものではなく、1996年にVital Technologiesがセンサー端末をトリコーダーとして販売したりもしたが、ジャンセン博士のトリコーダーはより本家に似ており、現在も進化し続けているという。
ディスプレイが360度反転?――ニセMacBookのCM
9to5Macが、「MacBook Touch」の偽コマーシャルを紹介している。タッチディスプレイを装備したMacBookで、360度うにゃーんと開く。作りものではあるが、“あり得るかも”と思わせる映像だ。
1家庭に平均1.6台のApple製品――米調査
米国では、少なくとも1つのApple製品を使用している家庭が半数にのぼる――。CNBCが「All America Economic Survey」のこんな調査結果を報じている。複数台所有しているケースもあるため、平均すると1家庭に1.6台のAppleデバイスがあるという。
Apple製品の購入者は男性が多く、大学で教育を受けており、年配者よりは若い人が多い。また、少なくとも1台のApple製品を所有しているのは、年収が3万ドル未満の人では28%、年収7万5000ドル以上の人では77%と、年収と所有率は比例関係にある。高額所得者では、平均すると3台のApple製品を、低所得者では平均0.6台の製品を保有しているそうだ。
iPhoneサイズの子犬、ビヨンセちゃんの続報
昨日ご紹介した、iPhoneをベッド代わりに眠る、世界一ちっちゃな子犬ビヨンセちゃんの情報が、あちこちに掲載され始めた。写真よりも映像の方が、愛くるしさ度が倍増している。
MiamiHerald、The sun、BBC、Telegraphが、ビヨンセちゃんの写真や映像を紹介している。
犬が救助を求めて警察に電話?
モバイルとは関係ないが、“犬と電話つながり”ということで。The Sunが自ら警察に電話をかけて助けを求めた2歳のバセットハウンド犬を紹介している。
床に落とした電話機のコードが首に巻きついて(遊んでいたのだろうか)パニックを起こした犬のジョージ君。かしこくも110番、119番に相当する「999」にダイヤルした。通報を受けて、警官が買い主の留守宅に駆けつけ、隣人とともに窒息しかけていたジョージ君を救出したという。電話は写真にもある通り、古めかしいダイヤル式。「いったいどうやって電話できたのか分からない。普段あまりお利口な子じゃないし……」と、買い主も首をひねっている。
ツィートがトイレットペーパーに
Mashableが「Shitter」というサービスを紹介している。Twitterのツイートをトイレットペーパーにプリントしてくれる、というもの。1パック35ドル。送料もかかります。
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