満足度の高いLTEスマホ、LGの「Optimus LTE L-01D」がトップに:調査リポート
日経BPコンサルティングが行ったLTE対応スマートフォンの満足度調査で、韓LGの「Optimus LTE L-01D」がトップを獲得。高解像度のHDディスプレイが決め手になった。
日経BPコンサルティングが行ったLTE対応スマートフォンの満足度調査で、韓LGの「Optimus LTE L-01D」がトップを獲得した。高解像度のHDディスプレイが高い評価を得たことが決め手になった。
調査は3月16日時点で発売されていたNTTドコモの「ARROWS X LTE F-05D」「GALAXY SII LTE SC-03D」「MEDIAS LTE N-04D」「Optimus LTE L-01D」の4機種のユーザーを対象に実施したもの。「データ通信速度/品質」「ディスプレイ」「操作性」「機能」「デザイン」の5分野18項目について、満足度を6段階で評価してもらい、各項目の満足度をスコア化。それに対する購入の決め手を加重計算することで総合満足度を算出している。
購入の動機については、どの端末も「データ通信速度の速さ」が筆頭に挙がっており、選択理由に挙げた比率は「MEDIAS LTE N-04D」以外の3機種がいずれも6割(複数回答)を超えていた。
もう1つ、各端末共通で上位に挙がったのが「デザインのよさ」。「ARROWS X LTE F-05D」は、購入者の40.5%(複数回答)がデザインのよさを選択理由に挙げている。
2番目の選択理由には各端末固有の特徴が挙がっており、「GALAXY SII LTE SC-03D」「Optimus LTE L-01D」はディスプレイの精彩/精細さ、「MEDIAS LTE N-04D」「ARROWS X LTE F-05D」が防水対応となっている。
課題はバッテリーの持ち時間の改善
各端末とも通信速度では大きな差が出ず、「ディスプレイの精彩/精細さ」(60.4ポイント)と「ディスプレイのサイズ」(54.4ポイント)の2項目で高いスコアを獲得したOptimus LTE L-01Dが満足度のトップを獲得。2位のGALAXY SII LTE SC-03Dは「使いやすさ/操作性」(30.1ポイント)で他機種に10ポイント以上の差をつけた。
ARROWS X LTE F-05Dは、防水やワンセグといった機能面で評価されており、MEDIAS LTE N-04Dは全体的に他社より低めのスコアだった。
なお、スマートフォンで重要視されているバッテリーの持ち時間に対する満足度は、いずれの端末も極めて低い結果となり、今後の改善が期待される。
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