新iPhoneはより薄い液晶パネルに──WSJ報道 「8月7日発表」説も
米Appleの新iPhoneはより薄い液晶パネルを採用しているとWall Street Journalが報道。また「8月7日に発表」と報じるメディアもある。
米Appleの新iPhoneはより薄い液晶パネルを採用しており、現在シャープやジャパンディスプレイなどが生産に取り組んでいると、このほど米Wall Street Jourunalが伝えた。
新iPhoneの液晶パネルは約4インチに大型化されるとみられている。Wall Street Jourunalは関係者の話として、新iPhoneの液晶パネルはタッチセンサーを液晶の画素に組み込む「インセル」(In-cell)技術を採用していると伝えた。
一般のスマートフォンディスプレイは、(1)表面のガラスカバー、(2)タッチセンサー、(3)液晶パネル──の順に積層されているが、インセル方式では液晶自体にタッチセンサーを組み込むため、ガラスカバーと液晶パネルだけで済む。0.5ミリ〜1ミリの厚さがあるタッチセンサーが不要になり、本体の薄型化につながるほか、視認性が向上するなどのメリットもある。ただ、従来型液晶に比べ生産の難易度は上がるため、歩留まり向上のために苦労しているようだと伝えている。
ソニーは既に「Xperia S」などでインセル技術「Pixel Eyes」を採用したパネルを搭載。同技術により従来比30〜50%のパネル薄型化が可能という。世界に先駆けて同パネルを商品化したソニーモバイルディスプレイは、現在ジャパンディスプレイに合流している。
また、海外サイト「Know Your Mobile」はこのほど、信頼すべき情報筋の話として、新iPhoneは8月7日に発表される、と伝えた。
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