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ネットで集客、リアル店舗に送客――ヤフーとクレディセゾンがO2Oの実証実験
クレディセゾンのキャンペーンに「Yahoo!ロコ」と「Yahoo!ポイント」を連携させ、ネットで得た情報からのリアル店舗への送客と、決済に至るまでの導線を検証する。
ネットで集客、リアル店舗に送客を実際のキャンペーンで検証――。ヤフーとクレディセゾンが、地域活性型のリアルキャンペーン「池袋フェスタ」でO2O(オンライン・トゥ・オフライン)ビジネスの可能性を検証する実証実験を実施する。期間は8月17日から9月30日まで。
ネット上の情報を実店舗への送客や購買に結びつけるO2Oに注目する両社は、ネットから実店舗に送客するまでの導線と、決済に至るまでの導線を実証実験で検証する考え。具体的には、リアルの送客キャンペーンに、ヤフーのジオサービス「Yahoo!ロコ」と「Yahoo!ポイント」を活用した施策を取り入れ、キャンペーンに参加する18店舗への誘導を強化する。店舗への誘導にはNFC、QRコードを搭載したスマートポスターも活用する。
ヤフーはYahoo!ロコの利用履歴などからネット情報の閲覧状況を検証し、クレディセゾンはYahoo! JAPAN IDと連携しているセゾンカード/UCカードの決済履歴から、実店舗への送客の状況を検証する。
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