Android OSのバージョン別シェア、過半数が「Android 2.3」:調査リポート
米GoogleがAndroidプラットフォームのバージョンに関する最新のデータを公開。未だ過半数をGingerbreadこと「Android 2.3」が占めていることが分かった。
米GoogleがAndroidプラットフォームのバージョンに関する最新のデータをAndroid Developer Dashboardに公開した。「Android 4.0.3」および「Android 4.0.4」(Ice Cream Sandwich)は24%に達しているものの、いまだにGingerbreadこと「Android 2.3」が過半数を占めることが分かった。
データは10月1日までの2週間、アプリストア「Google Play」にアクセスした端末で動いているAndroidのバージョンについて調べたもの。それによると、55.8%と最多を占めたのは、2010年末にリリースされたGingerbreadだった。6月末にリリースされた最新の「Android 4.1」(Jelly Bean)は1.8%を占め、1つ前のIce Cream Sandwich(2011年10月リリース)は23.7%となった。
前月の調査ではGingerbreadは57.5%、Ice Cream Sandwichは20.9%、Jelly Beanは1.2%となっており、今回の調査でGingerbread以前のOSは減少し、Ice Cream SandwichとJelly Beanは増加した。新旧交代が少しずつ起こっているが、Gingerbreadの1つ前の「Android 2.2」(Froyo)も12.9%のシェアを占め、3番目に多いバージョンとなっている。Appleの「iOS 6」は9月19日のリリース以来、2週間弱で過半数が最新バージョンにアップデートされたといわれており、iPhoneと比較すると新バージョンが浸透するペースは遅いようだ。
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