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ローソン、ドコモのらでぃっしゅぼーや株の一部を取得――3社連携で野菜販売に本腰

NTTドコモ、ローソン、らでぃっしゅぼーやが、物流コスト削減と野菜販売による収益拡大を目的とする、資本・業務提携を本格化させる。

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 NTTドコモは、今年8月1日に完全子会社化した食品宅配のらでぃっしゅぼーや株式の一部をローソンに譲渡する契約を結び、3社は資本・業務提携することで合意した。物流コスト削減などの運営効率化を図るとともに、ドコモとローソンがらでぃっしゅぼーやの野菜の販売促進に協力することで、収益拡大を目指す。3社は2012年1月に資本・業務提携すると発表しており、今回の発表はその具体的な進展を示すものだ。

 ドコモは12月中にローソンに対して、らでぃっしゅぼーやの株式の10%を譲渡する。ローソンは株式取得後に常勤取締役(物流担当)1人を派遣し、ローソンが保有する物流センターをらでぃっしゅぼーやと共同利用することで、物流コストの削減を目指す。今後、2社の協業が進んだ場合、ローソンはらでぃっしゅぼーや株式を最大20%まで買い増すことと、派遣する常勤取締役を代表取締役副社長にすることでも合意した。

 ドコモは、自社端末ユーザー向けポータルサイトdマーケットで12月に開始予定の「dショッピング」において、らでぃっしゅぼーやの有機・低農薬野菜の販売を開始する。このほか、ドコモショップおよびスマートフォン/タブレットを活用した販売促進や、ドコモポイントとの連携も進めていく予定。

 また、らでぃっしゅぼーやはローソンと2011年10月に設立した「らでぃっしゅローソンスーパーマーケット株式会社」のローソン保有株式を取得して12月12日に吸収合併し、Eコマース事業の名称は「らでぃっしゅぼーやオンラインストア」に変更する。らでぃっしゅローソンスーパーマーケットは現在、両社の商材を取り扱うEコマース事業を展開しているが、名称変更後はらでぃっしゅぼーやの商材のみを扱う。

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