米携帯電話市場のメーカー別シェア、AppleがLGを抜いて2位に――comScore調べ:調査リポート
米comScoreが行った米携帯電話市場調査によると、8月〜10月までのメーカー別シェアでAppleがLGを抜いて2位になったという。トップはSamsungで獲得している。
米comScoreは11月30日、2012年8月〜10月までの米国携帯電話市場報告書を発表した。メーカー別シェアはSamsungが首位を維持し、AppleはLGを抜いて2位の座についた。
端末メーカー別では、Samsungが26.3%のシェアを獲得し、前四半期(5月〜7月期)に続いて首位を獲得。2位はシェア17.8%のAppleで、以下、LG(17.6%)、Motorola Mobility(11%)、HTC(6%)と続いた。Appleは前四半期の3位から1.5ポイント増加し、LGから2位の座を奪った。上位5社中、前四半期からシェアが増加したのは1位のSamsungと2位のAppleのみで、2極集中を改めて裏付けた格好だ。
OS別ではAndroidがシェア53.6%で首位となり、iOSは34.3%で2位だった。Androidは1.4ポイント増、iOSは0.9ポイント増で、3位のResearch In Motion(BlackBerry)との差がさらに開いた。3位以下のBlackBerry(3位)、Windows Phone(4位)、Symbian(5位)はすべてマイナス成長となり、最もシェアの減少が大きかったのはBlackBerry(1.7ポイント減)だった。なお、全携帯電話ユーザーに占めるスマートフォンユーザーの割合は51.9%となり、前四半期から6ポイント増加した。
携帯電話の利用用途は、SMS(75.9%が利用)が最多で、以下、アプリダウンロード(54.5%)、ブラウジング(52.7%)、SNSやブログにアクセス(39.4%)、ゲーム(34.1%)と続いた。順位は前回と同じで、利用率はすべての項目で増えている。
この調査は13歳以上の米国在住者3万人以上をサンプルとしたオンライン調査のデータを元に、メーカー、OS、モバイル端末の利用用途などを調べたもの。
関連記事
- モバイル調査リポート 記事一覧
- Galaxy S III、3Qの出荷台数でiPhone 4Sを追い抜く――iPhone 5は3位に
第3四半期(7〜9月)の世界スマートフォン出荷台数調査で、Samsungの「Galaxy S III」がAppleの「iPhone 4S」を抜いたことが分かった。しかし、このトップの座は短命に終わりそうだ。 - SamsungがAppleの約2倍――第2四半期の世界スマートフォン出荷台数
IDCが発表した4〜6月期の世界スマートフォン市場に関する調査によると、「GALAXY S III」が好調なSamsungが同四半期に出荷したスマートフォン台数は5020万台と、2位Appleの2倍近かった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.