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スマホ3台までは無料――サイボウズ子会社、BYODソリューションを提供
サイボウズ子会社が、個人保有のスマホを業務に利用する際の情報漏えい対策とビジネス通話の分計サービスに対応した「BYODサービス」を提供。3台までは無料で利用できる。
サイボウズの100%子会社で、スタートアップ事業を専門に行なうサイボウズスタートアップスが、個人所有のスマートフォンを業務で利用する場合の情報・セキュリティ管理を会社側で一括して行える「BYODサービス」の販売を開始した。
BYODサービスでは、iOS端末とAndroid OS端末のパスワードポリシーの徹底や、ウイルス/スパイウェア対策、リモートロックによる情報漏えい対策、Jailbreakやroot化のチェック機能など、情報・セキュリティ関連の管理ができる。端末の情報管理では、GPS情報や操作ログなどは個人情報として収集せず、セキュリティ管理上最低限必要な端末IDやOS、MACアドレスなどを収集・管理する。
ビジネス通話と個人通話を分ける「公私分計サービス」に対応し、ビジネス通話分の会社への一括請求が可能、社内Wi-Fi接続への管理機能も備える。
BYODサービスの動作環境は、管理側がWindows(Internet Explorer 8以降、Firefox最新版、Chrome最新版)、Macintosh(Safari 5、Firefox最新版、Chrome最新版)、利用者側はiOS 5以降、Android OS 2.2以降。端末側アプリは無料でダウンロードできる。利用料金は契約基本料金が1000円(月額)、端末1台あたり120円(月額)。端末3台までは無料で試用できる。
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