地下鉄ホームでLTEを快適に使えるのはどのキャリア?――MMD研究所調べ:調査リポート
MMD研究所が、全国6都市34路線615駅の地下鉄ホームで、モバイル3キャリアのLTE速度調査を実施。LTEの捕捉状況はiPhone、Android端末ともにauがトップとなった。
MMD研究所が、全国6都市の地下鉄ホームで、モバイル3キャリアのLTE速度調査を実施した。LTEの捕捉状況はiPhone、Android端末ともにauが優位に立った。
調査は1月9日から21日にかけて、札幌(3路線49駅)、仙台(1路線17駅)、東京(13路線290駅)、名古屋(6路線100駅)、大阪(8路線123駅)、福岡(3路線36駅)の6都市34路線615駅のホームで実施。端末はNTTドコモの「Optimus G L-01E」、auの「AQUOS PHONE SERIE SHL21」と「iPhone 5」、ソフトバンクモバイルの「RAZR M 201M」と「iPhone 5」を利用し、4G/LTEの捕捉状況と通信速度をテストした。
Android端末の4G/LTEの捕捉状況は、auが捕捉率97.2%(615駅中598駅)で最も高く、捕捉率48.5%(615駅中298駅)のドコモが続いた。ソフトバンクモバイルの捕捉率は8.0%(615駅中49駅)にとどまった。
iPhoneについても、捕捉率92.2%(615駅中567駅)のauが、10.9%(615駅中67駅)のソフトバンクを上回った。
Androidの通信速度については、ダウンロード平均24.47Mbpsのauがトップで、9.67Mbpsのソフトバンク、6.39Mbpsのドコモと続いた。iPhoneの通信速度もダウンロード平均12.40Mbpsのauがトップで、8.64Mbpsのソフトバンクモバイルは2位だった。
スピードテストは、調査駅ホームの中央付近で、「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使って計測。10時から19時の時間帯に同じ条件下で3回計測し、平均値を記録した。
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