Google Playが急成長、第4四半期の売上成長率はApp Storeの5倍に:調査リポート
App Annieの調査で、Google Playが前四半期比で2倍の成長を遂げるなど急成長していることが分かった。ただし売上高はApp StoreがGoogle Playに大差をつけているという。
モバイルアプリ調査のApp Annieによると、2012年第4四半期のGoogle Play(Androidアプリストア)の売上が、前四半期比で大きな成長を遂げたという。この成長率はApp Store(Appleのアプリストア)の5倍にあたるが、売上高は依然としてApp Storeが大差で勝っているという。
App StoreとGoogle Playの売上について成長率を調べたところ、App Storeは2012年第4四半期に、同年第3四半期比で約20%増となった。中でも12月には前月(11月)比で約33%上昇し、過去最高の売上を記録したという。これには、年末商戦での「iPhone」および「iPad」人気が影響していると分析している。なお、前年(2011年)の11月から12月には25%増となっており、2012年の12月はその増加率を大きく上回ったことになる。
国別にみると、米国、日本、英国、オーストラリア、カナダの5カ国で60%を占めた。だが、中国の成長が顕著で、10月の7位から12月は6位にアップしたという。
Google Playも高成長をおさめた。2012年第3四半期から第4四半期にかけての成長率は2倍に達し、App Storeの約5倍にあたる。成長を牽引しているのは日本と韓国の2カ国で、この2カ国でほぼ半分の売り上げを占めているという。カテゴリー別では、ゲームに人気が集中しており、韓国は95%がゲーム、日本も88%がゲームアプリとなっている。
なお、成長率ではGoogle PlayがApp Storeを上回ったが、売上規模ではApp StoreがGoogle Playの3.5倍と圧倒的な差をつけている。
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