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UbuntuベースのスマホOS、開発者向けプレビュー版が公開に――アプリ開発も奨励

対応端末は「Galaxy Nexus 7」(Samsung)と「Nexus 4」(LG)の2機種。SDK(プレビュー版)とアプリ開発ガイドも公開し、アプリ開発を奨励する。

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 Linuxディストリビューション「Ubuntu」(ウブンツ)ベースのモバイルOSの開発計画を1月に発表したCanonicalが、開発者向けのプレビュー版を2月21日に公開する。対応端末は「Galaxy Nexus 7」(Samsung)と「Nexus 4」(LG)の2機種。SDK(プレビュー版)とアプリ開発ガイドも公開し、アプリ開発を奨励する。

 Ubuntuは1月の「CES(Consumer Electronics Show) 2012」に合わせて、「Ubuntu for phone」としてUbuntuベースのスマートフォンOSを発表。Galaxy Nexus向けにOSイメージを公開する計画を発表していた。今回の発表はその予定に沿ったものとなる。

 2月21日に「Touch Developer Preview for Ubuntu」として公開するのは開発者や愛好家向けのプレビュー版で、一般向けの正式版ではない。Canonicalではプレビュー版公開の目的を、予備の端末でUbuntuのスマートフォン体験をしてもらい、アプリを開発を奨励するためとしている。

 対応する端末は当初2機種だが今後拡充の予定。対応端末とインストールプロセスに関する情報はUbuntuのWikiページで公開する。OSイメージについては、公開後も改良を加えたバージョンに日々アップデートするという。

 アプリ開発者向けには「Ubuntu SDK」(プレビュー)とアプリ開発ガイド「App Design Guides」を公開した。モバイル向けプラットフォームは幅広い画面サイズと解像度に対応するとCanonicalは述べており、スマートフォン向け開発経験のある開発者は、Ubuntu向けアプリ開発や既存アプリの移植作業を容易に行えるとしている。また、UbuntuプラットフォームではネイティブアプリとHTML5ベースのWebアプリは同等に扱われるとして、HTML5アプリ開発者によるアプリ開発も奨励している。

 CanonicalのUbuntuスマートフォンOSを搭載したスマートフォンは、2013年秋に登場といわれている。

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