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HEMSで蓄電池の状態も確認可能に、データセンター側の機能追加でユーザーの手間を省く:エネルギー管理
新築住宅向けの製品を中心に、HEMS(家庭向けエネルギー管理システム)が普及し始めている。積水化学工業は、同社がすでに販売しているHEMSに蓄電池の状態を監視する機能を加えた。データセンター側のソフトウェアアップデートで済むので、すでに同社のHEMSを使っているユーザーも新機能を利用できる。
積水化学工業 住宅カンパニーは、同社が販売するHEMS「スマートハイム・ナビ」に新機能を追加することを明らかにした。機能追加の時期は7月の予定。
機能追加の狙いは住宅に備わっている蓄電池の有効活用。消費電力量などのデータをグラフで表示する「見える化」の機能を改良し、充電池の充電状態を確認できるようにした(図1)。
ユーザーの住宅にある設備の状態を監視する機能も加わる。具体的には、太陽光発電システムと蓄電池の状態を監視する機能だ。太陽光発電システムの監視機能では、発電量を監視する。蓄電池の監視機能では、経年変化の様子を監視する。異常が発生したときは、ユーザーに通知する。
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