連載
日産の電気自動車「リーフ」が、一般家庭に電力を供給できる期間は?:ウイークエンドQuiz(2/2 ページ)
電気自動車の充電池にためた電力を家庭でも利用可能にするV2H(Vehicle to Home)というシステムの開発に、自動車メーカー各社が取り組んでいる。その中で、日産自動車は他社に先駆けてV2Hシステム“LEAF to Home”の販売を始めた。では、リーフが一般的な家庭に電力を供給できる時間はどれくらいか?
正解:
c.2日間(一般的な家庭での1日当たりの消費電力を平均10kWhとした場合)
ミニ解説:
リーフは蓄電容量が24kWhの蓄電池を搭載しており、停電時はこの電力を住宅に供給できる。満充電時なら一般家庭が必要とする電力を、およそ2日間にわたって供給できる。出力は6000W(6kW)。この値は同時に使用できる電力量の合計を表す。6000Wの出力があれば、照明、空調、冷蔵庫、電子レンジなどを自由に使え、普段と変わらない生活を送ることが可能だ。
ピークシフトや停電時の備えとして、電器メーカーが住宅向けの据え付け型リチウムイオン蓄電池を販売しており、経済産業省は住宅向け据え付け型のリチウムイオン蓄電池の購入者に補助金を出している。しかし、補助金対象製品の蓄電容量を見ると最大の製品でも14.4kWh。出力は2500W。リーフの性能は蓄電容量の面でも、出力の面でも、住宅向け据え付け型リチウムイオン蓄電池をはるかにしのぐ。
関連記事
- 電気自動車を家庭用電源に、世界初の実用システムが登場
日産自動車は他メーカーに先んじて、電気自動車の電力を家庭で利用可能にするシステムの販売を始める - 250セットを無償提供、電気自動車とV2Hシステムでピークシフト促進
日産自動車は大阪府と大阪市に、リーフを利用したV2Hシステムを無償で提供する - 電気自動車でピークシフト促進、V2Hシステムを北九州市に無償提供
大阪府と大阪市に続いて、北九州市にリーフを利用したV2Hシステムを無償で提供する - 今度は佐賀県、V2Hシステム50セットを無償提供
佐賀県にもリーフを利用したV2Hシステムを無償提供する - V2Hシステム無償提供第4弾、福岡県に110セット
福岡県にもリーフを利用したV2Hシステムを無償で提供することを明らかにした
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.