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太陽光発電所で国内最大の70MW、2013年秋に鹿児島で稼働へ:自然エネルギー
京セラが鹿児島市に建設することを表明していた太陽光発電所のプロジェクトが正式にスタートする。事業運営会社が本日7月31日に設立されて、9月から工事を開始する予定だ。2013年秋に稼働する見込みで、その時点で国内最大出力を誇る太陽光発電所になる。
太陽光発電所が建設されるのは鹿児島湾岸の桜島に対面する埋立地で、127万平方メートル(東京ドーム27個分)の敷地に29万枚の太陽電池モジュールを設置する(図1)。発電能力は70MW(メガワット)を想定しており、現時点で国内最大の「東京電力 扇島太陽光発電所」の13MWを5倍以上も上回る。
発電した電力は全量を九州電力に供給する。年間の発電量は7880万kWhを予測している。再生可能エネルギーの固定価格買取制度では太陽光による電力を1kWhあたり42円で電力会社などの電気事業者が買い取ることを義務付けているため、年間で30億円以上の収入になる。総投資額は270億円を見込んでおり、9年以下の期間で回収できる。
京セラは太陽光発電所の事業会社として「鹿児島メガソーラー発電株式会社」を資本金43億円で6社と設立した。そのほかの出資者はKDDI、IHI、九電工、京都銀行、鹿児島銀行、竹中工務店で、発電所の用地はIHIが賃貸する。発電所の建設・保守は京セラソーラーコーポレーションと九電工が請け負うほか、竹中工務店も建設に参画する。
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