ニュース
2020年度までに200MW達成へ、イオンが太陽光発電事業に参入:電力供給サービス
固定価格買取制度が始まり、多種多様な業種の企業が続々と発電事業に参入している。日本各地で大型ショッピングモールを展開するイオンも、発電事業に参入することを明らかにした。その取り組みは、全国に展開するショッピングモールを活用した大規模なものになる。
イオンは自社が運営するショッピングモールに設置した太陽光発電システムを利用して発電事業に参入することを明らかにした。8月末時点で同社は全国160店舗に太陽光発電システムを設置しており、合計で13MW(1.3万kW)の発電能力を持っている(図1)。
今後同社は、2014年をめどに合計発電能力を100MW(10万kW)まで拡張する予定。さらに、2020年には200MW(20万kW)まで拡張する計画。
発電した電力は全量買取制度を利用して売電する。売電で得た収益は、再生可能エネルギー開発に投資するほか、電気自動車充電設備、自家発電設備(コージェネレーションシステム)などの設備拡充に充てる。コージェネレーションシステムは、災害時にも営業を継続するために利用する計画で、全国100カ所の大型店舗への導入を進める。
関連記事
- 石油元売も太陽光発電所を建設、最大手のJXが宮城と山口で
JX日鉱日石エネルギーが2012年度中に2つの太陽光発電所を稼働させる - 京セラが太陽光発電所を全国展開へ、2012年度中に15か所以上を稼働
京セラが2012年度中に15か所以上、発電能力で30MW以上の売電事業を展開する - 太陽光発電所で国内最大の70MW、2013年秋に鹿児島で稼働へ
京セラが鹿児島市に国内最大出力を誇る太陽光発電所を建設する - 日本のエネルギー市場を変革する、新制度がスタート
新制度を理解して、節電・蓄電・発電に対する取り組みを効果的に進めたい
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.