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9月前半も東日本は需給率が厳しかった、東北で94%を超える:電力供給サービス
8月後半に比べると電力需要は各地で減少したが、同時に供給電力が減った地域も多く、東北・東京・中部・北陸で需給率が90%を超える日が発生した。中でも東北は14日(金)の午後に電力需要が増加して、危険な水準に近い94%を突破する状況になった。
9月7日(金)に西日本の節電目標が解除されて、ようやく電力不足の心配もなくなったかと思ったところ、翌週になって東日本で電力の需給率が上昇した。14日(金)には東北と中部で需要が増え、特に東北では14時〜15時に需給率が94%を超えて今夏最高になった。まだまだ節電対策を緩めるわけにはいかない状況が続いている。
9月前半の電力需要の最大値を地域別に見ると、北海道だけは8月後半と同じ水準のまま下がっていない(図1)。9月13日(木)の18時〜19時に最大需要電力を記録したが、供給電力を増やしたことにより需給率は90%を下回った。早くも北海道では冬の電力不足が懸念されていて、供給力の増強を急いでいるところだ。
そのほかの地域は8月後半と比べて最大需要電力が3〜7%低下した。減少率が最も小さかったのは中部で、9月前半も暑さが厳しかったことをうかがわせる。関西をはじめ西日本の各地は8月後半から電力需要が減り始め、9月前半はさらに5%程度少なくなった。需給率も90%以下に収まっている。
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