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地熱による発電量が最も多いのはどこ?ウイークエンドQuiz(2/2 ページ)

火山国である日本には大量の地熱資源が眠っているが、そのほとんどがいまだ手付かずの状態だ。では、現時点で地熱を利用した発電量が最も多い都道府県はどこだろうか?

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正解:

 d.大分

ミニ解説:

 大分県の工業振興課 エネルギー政策班によると、2012年11月現在で地熱による発電量が最も多い都道府県は大分県だ。大分県は温泉の源泉数が日本で最も多く、合計湧出量も日本一を誇る。別府温泉や由布院温泉など全国的に有名な温泉地も抱えている。

 一般に温泉が多い場所は地熱発電に使える資源が多いと考えられる。中でも開発が進んでいるのが玖珠郡九重町だ。ここには日本最大の地熱発電所である八丁原発電所(はっちょうばるはつでんしょ)など、4つの地熱発電所が集中している。

 八丁原発電所は九州電力が運営しており、出力55MW(5万5000kW)の発電機を2機備えるほか、出力2MW(2000kW)のバイナリー発電機(低温の温水で発電する設備)も設置してある。すべての発電機の出力を合計すると112MW(11万2000kW)にも達する。


日本最大の地熱発電所「八丁原発電所」。1977年に稼働を開始した

 九重町にはほかに、「大岳発電所」(出力は12.5MW)、「滝上発電所」(出力は27.5MW)のほか、九重観光ホテルが保有する「九重地熱発電所」(出力は900kW)の3つの地熱発電所が立地している。

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