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市街地で超小型EVの貸し出し実験開始、1月末まで無料:電気自動車
トヨタ車体の「コムス」や光岡自動車の「雷駆-T3」といった軽自動車よりも車体が小さい電気自動車がを活用しようという動きがある。横浜市と日産自動車は、日産自動車が開発した超小型電気自動車の貸出実験を横浜市街で開始した。
貸し出す車種は日産自動車が開発した電気自動車(EV)「NISSAN New Mobility Concept」。2010年に日産自動車が公開した2人乗りの超小型EVだ(図1)。単身、あるいは少人数で移動することを想定して開発したEVで、公開以来公道で実証実験を続けながら、用途を探っていた。今回の実験は2013年1月末日まで続ける。
今回の実験では、横浜を訪れる観光客や、地域の住民を対象に、主に市街地内の移動手段としてどれくらい便利に使えるかを試す。鉄道で横浜市街までやってきて、市街の中をEVで移動するという用途を特に想定している。公共交通を使えるところは公共交通をなるべく使って、その後の移動にEVを利用するという使い方だ。貸し出しポイントの最寄り駅まで電車で来場した利用者には特典を用意する予定。
貸し出しポイントは日産グローバル本社のギャラリーステーションと、横浜赤レンガ倉庫1号館、山下町地下駐車場の3カ所(図2)。赤レンガ倉庫には2台、ほかの2地点には3台のNISSAN New Mobility Conceptを用意する。1回の貸し出し時間は3時間30分で、貸出料は無料。利用希望者は「EV FOR EVERYONE 横浜」のWebページから申し込む。
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