ニュース
ベンチャー企業8社でEVシェアリング、ポイント制の予約システムで共同利用:電気自動車
EV(電気自動車)を活用したスマートシティの取り組みが進む横浜市で、ベンチャー企業を巻き込んだ新しい実験が始まる。日産自動車が横浜市と共同で実施するプロジェクトで、8社のベンチャー企業がポイント制の予約システムを介して1台のEVを共同で利用する。
日産自動車と横浜市は2009年度から2013年度の5か年計画で「ヨコハマモビリティ“プロジェクトZERO”」を推進中だ。次世代の交通システムを駆使して、横浜市内で排出される温室効果ガスを削減するのが狙い。そのプロジェクトの一環で、EV(電気自動車)によるカーシェアリングサービスの普及に取り組んでいる。
新たに本日12月12日から2月28日までの予定で、横浜市内にオフィスを構えるベンチャー企業を対象にした実験を開始する。横浜市が支援するベンチャー企業向けの賃貸オフィスに入居する8社が参加する予定だ。
各企業の行動特性が異なる中で、EVを共同利用することのメリットやカーシェアリング事業の可能性を検証することが実験の主な目的になる。日産自動車がリーフ1台を無償で提供し、開発中の車両予約システムを使ってEVの消費電力や充電時間などをもとに最適な配車予約を可能にする(図1)。
関連記事
- 走行距離の記録更新、日産自動車が電気自動車「リーフ」の新型を発売
1回の充電で走行できる距離が28kmに - 市街地で超小型EVの貸し出し実験開始、1月末まで無料
日産自動車が貸出実験を横浜市街で開始 - 商用バンの電気自動車、コカ・コーラが夜間電力でテスト運行へ
日産自動車が開発中の商用バン「e-NV200」を横浜地区で - 予約時に走行可能距離が分かる、小型EVのシェアリング開始
豊田通商がトヨタ車体の小型電気自動車「コムス」を利用 - 横浜の商店街がEVを導入、店舗会員の間でカーシェアリング開始
三菱自動車の「i-MiEV」を利用、予約システムも独自に開発
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.