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風力発電事業には、どの程度の風が必要か?:ウイークエンドQuiz(2/2 ページ)
日本各地で風力発電事業の計画が進んでいる。しかし、風力発電はどこでもできるものではない。風が吹かなければまったく発電しない。風が弱いと、ほんの少ししか発電してくれない。風力発電事業を成り立たせるには、最低でどの程度の風が必要なのだろうか。
正解:
a.秒速5〜6m
ミニ解説:
独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合研究所(NEDO)がまとめた「風力発電導入ガイドブック」によると、風力発電に適していると言える場所は、年間平均で秒速5〜6mの風が吹く場所ということになっている。これよりも風が弱いと発電設備の設備利用率が下がり、発電量が大きく下落する。その結果、売電収入が下がり、発電設備建設や建設前調査に要した費用の回収時期が大幅に遅れてしまう。
ちなみにNEDOは日本全国の陸地の大まかな風況データを計測し、Webサイトで公開している。まず、このデータを見て建設予定地を絞り込み、その土地で実際に風況を計測してから発電機建設というのが一般的な流れになる。
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