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福島・須賀川で6.35MWのメガソーラー建設計画:自然エネルギー
建設用品大手のLIXILは、福島県須賀川市に最大出力6.35MWのメガソーラーを建設すると発表した。LIXILはすでに熊本県と茨城県でそれぞれ最大出力3.75MWのメガソーラーを稼働させている。
建設予定地は「LIXIL須賀川工場」(福島県須賀川市前田川扇町)。自社工場内の未利用地に太陽光発電システムを設置する(図1)。設置予定地の広さはおよそ9万8000m2。最大出力は6.35MWで、年間発電量はおよそ7800MWhとなると見込んでいる。発電した電力は全量東北電力に売電する。
着工は2013年春の予定で、竣工および稼働開始は2014年春の予定。メガソーラーには展望デッキや見学棟を併設する。訪問する人が太陽光発電システムが実際に動作しているところを見て、再生可能エネルギーへの理解を深めてもらおうという狙いだ。
福島第一原子力発電所の事故を経験している福島県民こそ、地球環境に悪影響を残さない再生可能エネルギーを望んでいるのではないだろうか。須賀川工場のメガソーラーに展望デッキや見学棟を建設するという計画は、メガソーラーの間近で太陽光で発電しているところを見てもらい、再生可能エネルギーの大きな可能性を感じてもらえるという意味で意義ある取り組みと言えるだろう。
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