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出力・効率とも高い住宅用多結晶太陽電池、205Wで15.2%:発電・蓄電機器
住宅向けに利用される太陽電池モジュールは、単結晶シリコンと多結晶シリコンが多数を占め、2つを合わせた数量が約9割に達している。ノーリツは住宅向けの大出力、高効率の多結晶シリコン製品を発売する。
ノーリツは、大出力で高効率な住宅向け太陽電池モジュールを製品化した。出力は205W、モジュール変換効率は15.2%である。同社によれば、多結晶シリコン太陽電池モジュールのうち、国内で生産販売する住宅向け製品としてはいずれも最も高い値であるという*1)。
*1) 産業用では例えば300W出力で変換効率15.3%という製品が存在する。
2013年7月10日に発売する新「PVMDシリーズ」は、形状によって5つに分かれる(図1)。このうち、標準モジュール「PVMD-P20501-SQ」は従来製品である「PVMD-P19501-SQ」と比較して、出力が10W、モジュール変換効率が約5%向上した。3kWの構成を採った場合、年間発電量の増加が約5%見込めるという。PVMD-P20501-SQの価格は11万5000円(税別)。
出力や効率を高めるために2つの改善を加えた。第1が高効率太陽電池セルの採用である。モジュールサイズやセルサイズ、セル電極の構造などは変わっていないため、セル内部の改善である。第2が入射する太陽光線を反射しにくいARコートガラスの採用である。
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