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土地があればメガソーラーを作ります、日立がサービスを提供:自然エネルギー
固定価格買取制度(FIT)を利用したメガソーラービジネスの立ち上がりが著しい。ただし、発電関連の設備の選定や設計以外にも、認可手続きや電力会社との系統連系をクリアしなければならない。資金調達はもちろん、完成後の保守・運営の準備も必要だ。日立製作所は土地の準備以外の全てをソリューションとして提供する。
日立製作所がメガソーラーに関するソリューション事業を2013年6月に開始した。自治体や企業、個人に対して、土地の準備以外の全てを引き受ける。資金調達に加えて、設計・調達・建設(EPC)、20年間の運用管理(O&M)を含む。
サービスを利用する際の前提条件は少なく、メガソーラーの容量が1MW以上あり、土地を用意できればよい。
具体的には、依頼主などが特別目的会社(SPC)を設立する。SPCに対して、日立製作所が日立キャピタルと連携して資金を融資し、機材を提供する。経済産業省や電力会社に対する事務手続きも日立製作所が進める。ただし、建設に関しては日立製作所が外部の企業に発注する形をとる。建設会社が担当するのは、整地された土地に基礎を建設する部分だ。
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