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国内3社連合で2015年までに50MWの太陽光を開発、第1弾は熊本県:自然エネルギー
資金、建設、運営を担う3社が業務提携を結び、2015年までに50MWの太陽光発電所を全国で事業化する。キューコーリースとJFEエンジニアリング、九電工の狙いだ。2013年9月には熊本県に第1弾となるメガソーラーを立ち上げる。
キューコーリースと九電工、JFEエンジニアリングがそれぞれの得意分野を生かして再生可能エネルギーを利用した発電事業に取り組むため、2013年6月、業務提携を結んだ。2015年度までに全国の太陽光発電事業で約50MWの事業化を目指す。その他、地熱発電や風力発電の事業化にも取り組む。
3社の分担はこうだ。資金調達と投資用資産を管理するアセットマネジメント(AM)をキューコーリースが担当し、プラントの設計・調達・建設(EPC)をJFEエンジニアリングが、運営(O&M)を九電工が担う。
業務提携による発電事業の第1弾は、熊本県玉名郡に建設する「名石浜太陽光発電所」だ(図1、図2)。同発電所を運営するために、3社は再生可能エネルギーによる売電事業を行う特別目的会社、九州シャインエナジーを2013年2月に設立している。既に建設に着手しており、2013年9月に九州電力への売電を開始する予定だ。
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連載:日本列島エネルギー改造計画(熊本)
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