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関西電力が首都圏に進出、新電力として地域の壁を越える:電力供給サービス
関西電力は100%子会社の関電エネルギーソリューションを特定規模電気事業者(PPS)として首都圏に送り込む。中部電力に続く動きだ。
関西電力は2013年9月20日、首都圏などへの電力供給事業に関する計画を発表した。2014年4月をめどに事業化する。100%子会社である関電エネルギーソリューション(Kenes)が担う。同日にKenesが特定規模電気事業開始届出書を経済産業省資源エネルギー庁に提出した。
サービスエリアとして首都圏を選択した理由として、市場規模が大きく、今後も需要の堅調な伸びが期待できるためとした。「首都圏だということは決定済みだが、どの地域までをサービスの範囲とするかは現在検討中だ」(関西電力)。
Kenesは関西圏を中心にユーティリティサービスやESCO(Energy Service COmpany)サービスを展開している企業。顧客施設の電力や熱などを供給する設備を設計施工し、運用管理を代行している。
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