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高低差や軟弱な地盤に対応する、13.2MWのメガソーラー:自然エネルギー(2/2 ページ)
戸田建設と三菱グループは長崎市に出力13.2MWの大規模太陽光発電所を立ち上げる。課題は建設予定地の状態だった。高低差があり、柔らかい地盤の方が多い。建設コストや解体コストを考えたメガソーラーの設計と工法とは。
戸田建設と三菱グループで立ち上げる
新設するメガソーラーの事業主は、特定目的会社(SPC)の長崎田手原ソーラー合同会社。同社が総事業費の約2割を負担する。残りの8割は金融会社のプロジェクトファイナンスでまかなう。
メガソーラーに関係する企業の関係を図3に示す。SPCには三菱商事が設立したダイヤモンドソーラージャパンと、戸田建設、三菱UFJリースの3社が出資した。
メガソーラーを立ち上げる土地は、地元の企業である松尚が所有しており、SPCと土地賃貸借契約を結んだ。設計・調達・建設(EPC)を担当するのは戸田建設。電気系の資材の提供と電気系の工事は三菱電機が戸田建設から受注した。完成後の管理・運営(O&M)は東洋ビルメンテナンスが担う。
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