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栃木県最大のメガソーラー、出力は13MW:自然エネルギー
JFEエンジニアリングは自ら発電事業者となる太陽光発電事業を全国で進めている。2014年3月には6番目の自社発電所が完成。栃木県内のメガソーラーとしては最大の規模となった。
栃木県で出力が最大となるメガソーラーが完成した。「芳賀ソーラーパワー」(栃木県芳賀町)である(図1、図2)。出力は13MW、想定年間発電量は約1400万kWh。
JFEエンジニアリングが100%出資した特定目的会社(SPC)であるJFEソーラーパワーが2013年5月から取り組んできた発電所である。
芳賀ソーラーパークはJFEスチールが所有する遊休地に建設した。JR宇都宮駅から東に約10km離れた立地だ。旧川崎マイクロエレクトロニクス宇都宮工場の跡地であり、敷地の面積は14.5ha。
JFEエンジニアリングは太陽光発電事業について、複数の取り組みを進めている。1つが、EPC(設計・調達・建設)として参加するというもの。同社と、同社のグループ企業であるJFEテクノスは、全国で30カ所以上のメガソーラーを建設、完成させている。
もう1つが同社が自ら発電事業者として推進するものだ。芳賀ソーラーパワーは同社が発電事業者として取り組む6番目のメガソーラーであり、同社としてこれまでで最大の規模の太陽光発電所である。今後、2014年10月までに図3に示した全国7地区8カ所のメガソーラーを完成させる予定だ。合計出力は約40MW(年間想定発電量約3900万kWh)となる見込み。
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連載:エネルギー列島2013年版(9)栃木
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