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メガソーラーの売電収入を年間380万円も増やす、岩手県が競争入札で高く売却:自然エネルギー
岩手県は県有地に建設中のメガソーラーの電力を稼働後に新電力へ売却することを決めた。一般競争入札を実施して、固定価格買取制度の単価よりも1kWhあたり2.8円高く売却する。年間の売電収入は約380円も増える見込みだ。
岩手県の企業局が「相去(あいさり)太陽光発電所」の電力の売却先を決める一般競争入札の結果を9月2日に公表した。3社が応札して、新電力の日本ロジテック協同組合が1kWhあたり38.8円(税抜き)の価格で落札した。
岩手県は2013年度に固定価格買取制度の認定を受けていて、通常であれば36円の買取価格が適用される。日本ロジテック協同組合は1kWhあたり2.8円のプレミアムを上乗せして買い取る。
相去太陽光発電所は岩手県南部の北上市にある約3万4000平方メートルの県有地に建設中で、2014年11月に運転開始を予定している(図1)。発電能力は1.6MW(メガワット)、年間の発電量は137万kWhを見込む。
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