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マンションでも電気自動車を、蓄電池と合わせて解決へ:蓄電・発電機器(2/2 ページ)
フォーアールエナジーは、東京で開催された「スマートエネルギーWeek 2015」において、リチウムイオン蓄電池と電気自動車の普通充電器を組み合わせた「ENEHAND」を展示した。マンションなどへの導入を狙い、2015年4月からの発売を予定する。蓄電池機能内蔵型の製品化は、業界初だと主張する。
分離型も用意
ENEHANDは導入用途に応じて2種類の製品から選択できる(図3)。いずれも蓄電池部分は同等であり、普通充電器部分のみが異なる。さまざまな電気自動車に対応するためだ。
「蓄電池と普通充電器が一体化したコンパクトタイプは、モード2とモード3にのみ対応する。初期の『i-MiEV』が採用していたモード1*1)をモード2や3と合わせて利用できるスタンドタイプも用意した」(同氏)。利用者が多い大型マンションや公共・商業施設にはスタンドタイプが向いているという。
*1) モード1では交流のコンセントからケーブルを用いて直接通電する。モード2やモード3では通電を制御している。
蓄電池の動作モードは、マンションなどに要求される仕様を満たすように設計した。「蓄電池の容量は12kWhある(利用するのは約11.2kWh)。このうち、常に約4kWhを残すように(初期)設定した。不意の停電時などに備えるためだ」(同氏)。ENEHANDは分電盤に接続して利用し、系統や太陽光発電の電力を利用して充電する。
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