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低圧の太陽光発電の出力制御、ルール変更を待たずに先手を打つ太陽光(2/2 ページ)

FITが始まって急速に広まった太陽光発電設備。現在、東京・関西・中部電力管内では出力50kW未満の低圧設備に出力制御の義務は課されていないが、将来こうした規制が強化される可能性もある。定期的なメンテナンスなどについても同様だ。新電元工業は「第6回 スマートグリッドEXPO」で、こうした出力制御や遠隔監視などのメンテナンスニーズに対応する新製品を展示した。

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遠隔監視と出力制御機能を一体化した「SOLGRID MANAGER」

 SOLGRIDシリーズとともに展示したもう1つの新製品が「SOLGRID MANAGER」だ。パワーコンディショナのSOLGRIDシリーズと連携させることで、発電設備の遠隔監視や出力制御などが行える(図2)。


図2 「SOLGRID MANAGER」(クリックで拡大)

 SOLGRID MANAGERは一般的な遠隔監視装置として利用できる他、遠隔地から異常のリセットや整定値一括設定などが行える。オプションのクラウド監視サービスに加入すれば、月次レポートやトラブル履歴の管理、発電量が低下した際の通知といったサービスも受けられる。

 そして大きな特徴となっているのが、遠隔からのソフトウェア更新を可能にしている点だ。これにより今後出力制御ルールが変更された場合でも、ソフトウェアの更新により、電力会社または配信事業者が提示する出力制御スケジュール情報を基に発電出力を制御する広義PCSに対応できるという。2016年4月より受注受付を開始する予定だ。

 新電元工業ではこうしたSOLGRID MANAGERなどの提供とともに、今後ニーズが高まると見込まれる太陽光発電設備の運用保守関連のフィールドサービスなども拡充していく計画だという。

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