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山口県中南部に12MWのメガソーラー、3600世帯分を発電:太陽光
太陽光発電事業に注力しているデンケンは、山口県中南部の防府市にある協和発酵バイオの事業地内に、出力12MWのメガソーラー「ソーラーファーム防府」を建設した。年間3600世帯分の電力を発電する見込みだ。
半導体・太陽電池などの検査装置を取り扱うデンケン(大分県由布市)が協和発酵バイオの山口事業所防府敷地内(山口県防府市)で建設を進めていたメガソーラー「ソーラーファーム防府」がこのほど完成し、運転を開始した(図1)。
約15万平方メートルの敷地に30億円を投資し、今年3月に着工していた。発電規模は約12MW(一般家庭約3600世帯の電力消費量に相当)で、ソーラーパネル約4万5000枚を設置している。元請業者は協和エンジニアリング。
同社では、これまでにソーラーファーム城南藤山、同熊本城南(いずれも熊本市)同阿蘇(熊本県阿蘇市)同丹川(大分市) 同宇佐(大分県宇佐市)同牧町(宮崎県延岡市)など九州地区を中心に26カ所、合計31MWの太陽光発電所を建設してきた。協和発酵バイオ山口事業所関係では宇部敷地の一部を賃貸し、発電規模1.2MWを有する「ソーラーファーム宇部」(宇部市)を建設し、2015年5月に運転を始めている。
デンケンでは半導体、太陽電池、製造装置・検査装置の開発・製造、メガソーラーの建設、維持管理サービス等の事業を展開。環境・エネルギー関連事業では2015年8月に子会社「新電力おおいた」を設立し、メガソーラーで発電される電気を中心に「エネルギーの地産地消」にも取り組んでいる。
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