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養豚団地の跡地を再利用、熊本でメガソーラー:自然エネルギー
ドイツのjuwi Renewable Energiesと合弁会社を設立した自然電力は、熊本で合弁会社による第1号のメガソーラーを立ち上げたと発表した。建設が難しい土地への施工にも対応できたという。
自然電力は2013年10月、熊本県大津町にメガソーラー「大津太陽光発電所」(大津町吹田)を建設したと発表した(図1、図2)。自然電力はドイツjuwi Renewable Energiesとの間で合弁会社juwi自然電力を2013年1月に設立している。今回のメガソーラーはjuwi自然電力が受注し、完成させた初の事例だという(関連記事)。
メガソーラーの事業主は住宅パネルの生産や物流用パレットなどを製造する県内の企業フォレスト*1)。約30年間使われていなかった養豚団地の跡地に対して、土地所有者と20年間の賃貸契約を結んだ。自然電力がメガソーラーのコーディネートを進め、2013年5月にjuwi自然電力が設計・調達・建設(EPC)を担当、4カ月で完成させた。
養豚団地の跡地がこれほど長期間放置されていたのは、団地のコンクリート基礎などがそのまま残っており、宅地開発などには向かなかったためだという。「今回はコンクリートの上からくい打ちを施工することで、メガソーラーとして再生させた」(自然電力)。
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