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太陽光と蓄電池で自立する「ソーラースタンド」、府中市と国立市が導入:太陽光
東京都府中市と国立市が太陽光発電や蓄電池を組み合わせた自立稼働型のソーラースタンドを導入。ソーラーフロンティア製の太陽電池を利用しており、災害時は非常用電源として活用できるという。
ソーラーフロンティアは、自社のCIS薄膜太陽電池を活用した「ソーラースタンド」が、このほど、東京都府中市と国立市に採用されたと発表した。
このソーラースタンドは、CIS薄膜太陽電池とLED照明機器、携帯充電機器に加え、蓄電池ボックスを組み込んだ完全な独立電源タイプの街路灯。太陽光発電の災害対応利用を検討していた両市に、ソーラーフロンティアが提案したという。府中市では西武多摩川線多磨駅のロータリー内と府中市郷土の「森博物館」内の2カ所に、国立市では、北第一公園、谷保第三公園、矢川上公園、第三中学校に各1本の合計4本を設置した。
設置場所は、公園や学校、駅ロータリーなど、災害時における近隣住民の避難場所や避難経路となる地点であり、災害時には特に非常電源としての機能が期待される。ソーラーフロンティアは、今後も全国の自治体や企業を含む事業者に対し、CIS薄膜太陽電池を活用したソリューションを広く提案する方針としている。
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