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旭化成ホームズが「RE100」加盟、2038年までに再エネ100%の事業運営体制に:自然エネルギー
旭化成ホームズは、事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際イニシアチブ「RE100」への加盟を発表した。これにより、2038年までに事業で利用する電力を100%再生可能エネルギー由来とする計画である。
旭化成ホームズは2019年9月10日、事業活動で消費する電力を100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際イニシアチブ「RE100」への加盟を発表した。これにより、2038年までに事業で利用する電力を100%再生可能エネルギー由来とする計画である。
同社では、戸建住宅「ヘーベルハウス」および賃貸住宅「ヘーベルメゾン」のユーザー向けの電力供給サービス「ヘーベル電気」を展開している。リーズナブルな料金設定、かつ新規加入への切り替え作業をワンストップで提供できるサービスとして2018年より関東・関西エリアのユーザー向けに開始した。本年11月までに順次、中部や山陽、九州北部地方のヘーベルハウス全販売エリアに提供範囲を広げる計画である。
本サービスにより、太陽光発電設備設置を積極的に推進してきた。都市部の限られた屋根面積に高容量のパネルを設置する独自技術の開発や、災害時における電力のレジリエンス強化を目指した蓄電池の併用設置などを促進しており、これまでに搭載した太陽光発電設備の総量は約360MW(メガワット)以上、その年間発電量は約360GWh(ギガワット時)に達した。一方、同社が2018年度に事業活動で消費した電力は約33GWhである。
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